サンマルク、ドトール、スターバックスなどのカフェに長居すると寒いことがあります。特に初夏は冷房がききすぎです。客側からしたら、これではくつろぐこともできないし、勉強も仕事も捗りません。終いには、体を冷やして体調を崩してしまいます。冬はコートやマフラーで厚着しているのでそれほど気にならないのですが。
それにしても、店側は何を考えているのでしょう。わざと店内を寒くしているのでしょうか?長居する客を早く立ち退かせたいのでしょうか?そして客席回転率を上げたいのでしょうか?
少しでも快適に過ごせるようにカフェでの寒さ対策、それからカフェの寒さについてお客側とお店側の意見を紹介します。
寒さ対策
カフェで寒い思いをしないための対策をいくつか上げてみました。これで長居できますし、体調を崩さずに済みます。
注文前に店内を回る
お店に入ったらまずやることは、店内を一周してみてください。長居したとしても寒くなるかならないか判断します。
それか、店内を見回して涼しそうな格好をした人が2/3以上の割合で居れば、寒くならない室温と判断してよいでしょう。
もし大丈夫そうならカウンターに向かい商品を注文します。
ホットの飲み物を注文する
ホットの飲み物を注文して、それを飲めば体が温まります。もちろん、汗をかくほどの夏の暑い日であれば、一杯目はコールドの飲み物を頼んでも良いです。
同じ飲み物をお代わりすれば割引をしてくれるカフェもありますから、その時に寒ければ、ホットを注文すれば良いでしょう。
空調の風が当たらない席に座る
空調の風は寒いので避けましょう。空調機の吹出口を確認してみてください。その延長上にある席には風が来るので長時間当たると寒くなってしまいます。
空調機の真下にある席は風が来ないので座っても大丈夫です。
もし、混雑していて、空調の風の来ない席が既に埋まっていた場合は、とりあえず空いている席に座りましょう。そして、お目当ての席が空いたらその席にすかさず移動します。
日の当たる窓際に席を移動する
もし、日の光が当たるような窓際の席があればそこに座りましょう。日向ぼっこできて暖かいでしょう。
ですが、PC作業をしたい場合は不向きです。日の光で画面が光って見えなく作業ができないからです。
店員に「寒いので温度あげていただけませんか?」と伝える
少し勇気がいるかも知れません。店員に寒いことを伝えてみてください。大概の場合、空調の温度か風の強さを調節してくれます。
たまに、空調の設定が複数の空調機に連動しているため設定を変更できないと断られることがあります。この場合は、他の方法で寒さ対策しましょう。
カーディガンを持参する
夏の暑い日だけれど、家から出る時に、カーディガンやストールなどの一枚羽織れるものを持参しましょう。荷物にならないように、できれば、バッグに入りかさばらない薄手のものが良いです。
もし店内が寒ければそれを羽織れば良いのです。
カイロを持参する
夏に意外かもしれませんが、カイロを持参しても良いです。寒ければ使いましょう。
1,2枚持っていても、カイロ自体が薄いので、それほどかさばりません。
フロアを変える
寒ければ別のフロアに移動してみましょう。
例えば、いま2階に居るなら1階に降りてみてください。各フロアで空調の設定が別々なことが少なくないので、意外に別の階の方が暖かかった、ということがあります。
店員の視線が気になるのでしたら、寒いのでちょっと移動します、と一言添えれば問題ありません。
店を変える
どうしても寒い、ということであれば、その店に拘る必要はありません。寒くて体調を崩しては元も子もありません。お店を出てください。
そして、別のお店を探すか、帰宅するか、などをして暖かい場所に移動しましょう。
お客側の意見
お客にとってカフェはくつろぎの場の1つです。1人で勉強や仕事などをコーヒーや紅茶、スイーツなどと一緒にするのも良いでしょう。さらにカップルや複数人で談話を楽しむのも良いでしょう。
しかし、カフェが寒かったら、くつろぐこともできませんし、最悪、体調を崩してしまいます。
夏の6月から8月ごろにカフェに入ったお客の意見をいくつか見てみましょう。
「カフェなう 半袖で来ちゃって寒いからホットのロイヤルミルクティー」
「いまカフェでまったりしているのですが冷房が直接当たる席で寒い…」
「寒いので、ニットを着ました( ´•ᴗ•ก) 周りを見たら、半袖の人多いしΣ(•̀ω•́ノ)ノ 気にせず、カフェでお勉強します( ・ε・)」
「今日はカフェにて作業してます このカフェ寒い時もあって寒がりの僕には天敵なんやけど、なんだかんだ優しいから温かいお茶くれるんよね湯のみ」
カフェに入ったけれど寒さに困る人はいるものですね。ホットの飲み物を頼んだり、ニットを持参している通な人がいたりします。
印象的なのは温かいお茶を出してくれるカフェです。それはそれでありがたいですが、お客が寒がっているのがわかっているのであれば、空調を調節して欲しいものです。
お店側の意見
お店側の意見としては、基本的に、幅広い客層に快適と感じる温度設定にしています。
しかし、お客の一人ひとりには年齢、性別、体脂肪率など個体差があり、同じ温度であっても寒くもちょうどよくも暑くも感じてしまうのです。若者は老人よりも体温が高いので暑く感じやすいですし、女性は男性よりも筋肉量が少ないので寒く感じやすいです。さらに太っている人ほど暑く感じるでしょう。
このように、万人受けする温度設定が無いことがわかります。
それでは、お店側の意見を見てみましょう。
客席回転率を上げるため
客先回転率を上げるために、店内をわざと寒くすることがあります。長居するお客を寒さで不快にさせ店から追い出し、別のお客から商品を買ってもらい収益をあげるのです。牛丼屋が座席を赤色にしてお客をせっかちにさせ長居させないのと似ています。
このやり方は、満員状態のお店にとったら収益アップにつながると考えられます。逆に、閑散としたお店ではリピーターが増えないので収益は下がるでしょう。
スターバックスは、寒いと感じる店舗が少ないです。それは、客単価を高めに設定しておき、お客に長居されても良いようにしているようです。
入店時の第一印象を良くする温度設定にしているため
夏の場合、外が暑いので、カフェには涼しさが求められます。お客が入店時に、涼しい、快適だ、と快く思ってもらえる温度設定にすることがあります。
なぜ入店時が重要かというと、人間の心理としてお店の第一印象が良いと、お店にとって様々なメリットがあるからです。例えば、商品を買ってもらいやすくなる、口コミで新規顧客が獲得できる、リピーターが増える、などです。
しかし、この場合のデメリットは、長居する客がリピーターにならないことです。長時間寒い店内に居ることで体が冷えてしまい不快になるからです。
キンキンに冷やすことがおもてなし
冷房をガンガンきかせて店内をキンキンに冷やすことが最高のおもてなしと考える国や地域があります。シンガポールや香港、タイなどです。極寒レベルと言っていいでしょう。
その土地に住む人は、自宅では電気代がもったいない、という理由で冷房を使わない人が多いのです。それに対して、お店は、お客へのおもてなしと考え冷房をガンガンにきかせるのです。
もし日本でも同じ考えの店長がいたとしたら、そのカフェの店内は寒いです。
店員に最適な温度設定にしているため
カフェで働く店員は立ち仕事で動いているので席でくつろいでいるお客より暑いのです。このため、店員に最適な温度設定にすることがあります。逆にお客は寒く感じてしまいます。
業務用のスチーマーを使う店員は、その蒸気で暑く感じます。注文を席に持ち運ぶ店員は、常に歩き回っているのでとても暑いです。
お客よりも店員を優先した温度設定にしてしまうのです。
逆に、再びスターバックスを例に出しますが、お客を優先的に考えて空調の設定をするよう店員は指導されています。お客がカーディガンを羽織った、夏なのにホットの飲み物をお代わりした、などの変化をみたり、上着を着ている人数の割合をみたり、常連客に空調はどうかと聞いたり、などの対応があります。
換気のため
冬に言えることですが、風邪などのウィルスの感染拡大を防ぐために、換気が必要で、冷たい外気が入ってしまいます。暖房が負けてしまい、店内は寒くなってしまうのです。
お店側は、自分のお店でウィルスなどのクラスターが発生し営業停止になり経営状態が悪化してしまうのを避けたいと考えるものです。
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