女優で演出家の渡辺えりさんの元旦那は俳優の土屋良太さんです。
1996年から2019年まで結婚していました。仕事が忙しかったのもあってか子供に恵まれませんでした。
離婚理由の1つに価値観の違いが言われます。
それでは詳しく見ていきましょう。
元旦那は俳優の土屋良太
渡辺さんの元旦那は俳優の土屋良太さんです。プロフィールを紹介します。
- 名前：土屋良太（つちや りょうた）
- 生年月日：1967年5月17日
- 出身：新潟県佐渡市
- 血液型：B型
- 身長：178cm
- 大学：早稲田大学社会科学部
- 所属事務所：ノックアウト
大学時代、演劇サークルに所属し、俳優を目指ざしました。
大学卒業後、渡辺さんが主宰する新人発掘劇団『劇団3〇〇養成科夢人塾』に入団。
1994年に舞台『赤い靴』、1995年に舞台『TEMPO～夜よさようなら～』など、『劇団3○○』から作・演出が渡辺えりさんの舞台に出演。
2016年、映画『シン・ゴジラ』に森戸柊志内閣官房副長官(事務担当) 役で出演。
劇団内「恋愛禁止ルール」を自ら破る
土屋さんは大学卒業後に、渡辺さんが主宰する新人発掘劇団『劇団3〇〇養成科夢人塾』に入団しました。役者になるべく努力しましたが、うまく行かず渡辺さんに相談しました。ちょうど渡辺さんは失恋したばかりで誰かに話を聞いてもらいたい状態で、お酒の勢いで付き合い始めたと言われます。
当時を振り返り、渡辺さんは「（失恋した元カレと）相思相愛だと思っていたのは私だけだったんです。デートしていたのも『話が面白いから』」とのこと。一方、土屋さんは、「その別れの場面に、僕、荷物持ちしていて、立ち会っちゃったんです。えり子さん、才能のあるすごい人なのに、そういうことにはとんと疎いというか。少女のように泣きじゃくるのを見て、なんかかわいそうな人だなという同情心から守ってやりたいという気持ちに」と明かしました。
1995年1月に交際を開始したと言われます。
その後、渡辺さんは、自身が主宰した劇団であったのにもかかわらず、御法度だった「恋愛禁止ルール」を破りバレずに交際を進め、渡辺さんがプロポーズしたのでした。渡辺さんから言わせれば「恋愛は禁止だけど結婚すればいいんでしょ？」という感じだったと周囲から言われます。「いつ結婚するの」と渡辺さんに言われ、土屋さんは覚悟を決めました。土屋さんは土佐島の実家に電話して結婚の報告をしたところ、母親に「愛人じゃだめなの？」と反対され言葉が出なかったそうです。それでも渡辺さんと土屋さんは結婚することを選びました。
結婚のきっかけは「子供が欲しかったから」
1995年7月7日の七夕に入籍しました。交際約半年のスピード結婚。
1996年6月9日、渡辺さんは土屋さんと東京都渋谷区の代々木八幡宮で挙式しました。当時、渡辺さん41歳が、土屋さんが28歳。「13歳年下」ということでも話題になりました。仲人は5代目中村勘九郎（現・18代目中村勘三郎）さんが務めました。中村さんとは昔から酒をよく飲み語り合う仲にあります。
渡辺さんは結婚を急いでいたと言われます。なぜなら渡辺さんは子供を望んでいて、40歳を過ぎていたからです。しかし、仕事の忙しさからか、子供に恵まれることはありませんでした。
夫婦格差が広まり別居へ
結婚8年目の2003年には、270平方メートルを超える大豪邸を購入し、順風満帆な結婚生活を送っているように見えました。
渡辺さんの仕事が順調で、夫婦の格差が広まる一方でした。渡辺さんが夫婦の主導権を握り、酔っ払って「私の稼ぎばかりアテにしてアンタは何なのよ！」と土屋さんに説教することもあったとか。それに対して土屋さんは、せめて家事を頑張ろうと、朝食の準備など欠かさずやっていたようです。
2007年、渡辺さんが土屋さんを家から追い出してしまいました。それはいつまでも役者として売れない土屋さんに「自立しなさい」という意味で渡辺さんは別居を突きつけたのでした。土屋さんは自分で借りたアパートに住み、たまに自宅の豪邸に顔を出すという生活が続きました。
劇団関係者によると、セックスレスも原因の一つだったといいます。渡辺さんは子供が欲しかったが、土屋さんは乗り気ではなかったとも。
27歳年下の劇団員との不倫報道
渡辺さんは昔から自身の主宰する劇団の劇団員に手を出し、美少年がいると自ら誘っていました。
2013年、雑誌『週刊文春』で、渡辺さんが自身が結成した『宇宙堂』の劇団員で27歳年下の俳優・吉田侑生（ゆうき）さんと不倫報道がありました。渡辺さんからアプローチし、最初はうまく断れていた吉田さんでしたが、渡辺さんの身の回りの世話を任され、次第に誘いを断れなくなり、この不倫関係は10年続いたと言われます。いわば上司と部下の関係で、渡辺さんの高級マンションに吉田さんを住ませたり、2人で温泉旅行したり、吉田さんを主演ドラマにレギュラー出演させたり、吉田さんは交際を断れない状況だったようです。いわゆるパワハラ、セクハラとして騒動となっていました。吉田さんは「おれは籠の中の鳥だ」「（渡辺の）おもちゃだ」などと周囲にこぼしていたそうです。そして吉田さんは交際をしぶしぶ認め、劇団を退いてしまいました。
渡辺さんは美少年好きということが関係者の間で有名です。高校時代の作文に「上京したら美少年を押し入れの中に閉じ込めて同棲し、炊事洗濯を皆やってもらって仕事に励みたい」と書いていました。
その他、様々な噂があります。好みの男性がいると食事に誘ってごちそうしたりするのだそう。さらに、俳優や脚本家を志望する若いイケメンを飲みに連れ出し、「うちの劇団でやってみる？」と誘ったり、「演出家や監督を紹介してあげてもいいわよ」と相談に乗り親密な関係を築くのだそうです。
1983年に渡辺さんが主宰の『劇団3○○』に入団した俳優の豊川悦司さんは、当時20歳でまさに美少年で渡辺さんのタイプでした。「夢見る力」を語ったり業界の大物と親交があったりする渡辺さんを豊川さんは尊敬し、昼間は稽古、夜は酒を飲みながら朝まで劇団論を語り合い1日中一緒にいたとのこと。
渡辺さんは、日本の演劇界を代表する女優、さらに大学で客員教授を務め、美輪明宏さん、中村勘三郎さん、小泉今日子さんらとも親交がありました。地位や名誉を目当てに渡辺さんに寄ってくる男性もいました。渡辺さんの恋愛はいつも職場だったのだそうです。
不倫報道は世間からしたらエネルギッシュで人望もある渡辺さんなのだからそういうこともあるだろうという雰囲気でした。しかし、土屋さんは自分より若い俳優と交際していたことに大きなショックを受け、1年ほど家を出ていた時期がありました。
それでも離婚しなかったのには、愛犬の存在があったからです。渡辺さんがあるドラマで共演して一目惚れした子犬を譲り受け、子供代わりにかわいがっていました。この愛犬が渡辺さんと土屋さんの絆でした。しかし、その愛犬が2017年に亡くなってしまいました。これにより結婚生活を維持する意味を失ったと考えられます。そして土屋さんは離婚を決意したといいます。
一方、渡辺さんは「私は夫に尽くしすぎた～」「全部を旦那に捧げてきた～」「彼にご飯は作るわ、全てを捧げてきた」などとぼやいていました。さらに「そろそろ１人になる時間がほしい」とも。
離婚も主導権を握る
2018年8月に離婚。土屋さんはすでに家を出て、劇団も離れていました。
半年以上経った2019年4月1日、渡辺さんは土屋さんとの離婚を所属事務所のホームページで発表しました。
「土屋さんとは、夫婦として、演劇を愛する者同士として、結婚から今日まで、23年という長い年月を共に過ごし、互いに支え合ってきました。そのすべてに心から感謝しております」と綴りました。
続けて「話し合いの末、このような結論に至りましたが、これからも演劇に携わる仲間として共に力を合わせ芝居創りを続けていきたいと思っています。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます」と呼びかけました。
なぜ離婚して半年以上経ってから発表したのか疑問がありました。それは、渡辺さんが2019年3月末までCMの契約があり、それに影響のないようその後に離婚を発表したと土屋さんは言います。
離婚の主導権を握ったのも渡辺さんで、自身から別れを切り出したと言われます。
後で揉めないように弁護士を雇い、書類も交わしました。別の老犬も飼っていて、その犬の世話をお互いにどうみるかまで明記してあると言われます。金銭面についても問題がないそう。
離婚の理由は価値観の違いか
次のようにお互いの価値観の違いが離婚理由の1つと考えられます。
64歳の渡辺さんと23年間の結婚生活を終わらせた13歳年下の土屋さん。土屋さんが若い女に走ったのではないかなど、世間から様々な憶測がでました。しかし、それは違いました。
2017年頃、渡辺さんが参加しないプロジェクトがありました。その後、渡辺さんと一緒に仕事したとき、「彼女のやりたいことは自分とは違うな」と土屋さんは思うようになりました。劇団経営を巡っても2人の意見が合わなくなり、それが夫婦関係に影響しました。
渡辺さんから「なんでこんなことを言って私の邪魔をするの！」など土屋さんは言われたり、その積み重ねが離婚の原因だとも言われます。
これまで離婚をお互いに考えたことが何度もあったと言います。子供に恵まれませんでしたが、渡辺さんは、だからといって離婚というのはおかしいと思い直したととも。
復縁や新恋人について
既に土屋さんは劇団を退いているため、今後渡辺さんとの共演はないと言います。こうなると復縁もないものと考えられます。
後に土屋さんは離婚が成立したことについて、「いい意味で前向きになれています。“がっくり”とかはもうないですね」と吹っ切れた様子が伺えました。
離婚を公にしたときには、渡辺さんは、既に豪邸を担保に借金して近くのビンテージマンションを購入し引っ越していました。さらに残ったお金で土屋さんが住むためのマンションも買ってあげたとか。
雑誌『週刊女性』（2019年12月3日号）で、直撃取材に渡辺さんが応じました。以前住んでいた豪邸は既に売れ借金の返済もできたとのこと。自宅兼稽古場でかなり広く、離婚を機にひろり身になったため稽古場は別のところを借りているとも。
そして、新恋人については「いないわよ。大募集中よ！」と満面な笑みで答えていたと報じられました。
恋多き尽くすタイプの渡辺さん。今後の活動にも注目したいです。
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