俳優の平泉成が死んだというデマが流れているのです。それはなぜなのでしょうか。
いくつかのドラマで重篤な病人を演じたり死んでしまったりする設定の役を演じたことから死亡説がでたようなのです。
2021年で77歳と後期高齢者となりますがご存命です。2021年2月14日から放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演され、現在もご活躍されています。
死亡説はデマ
平泉成が死んだと言われています。いやー、不謹慎ですね。まだ生きていますよ。
では、なぜ死亡説が流れてしまったのでしょうか。それは、テレビドラマで重篤な病人を演じることが何度かあったためです。
2015年、テレビ朝日系のドラマ『○○妻』に「久保田作太郎」役で出演した際のことです。脳梗塞で倒れ意識不明の重体に陥り亡くなり満75歳没の設定だったのです。
それと、2017年、テレビ朝日系のドラマ『ドクターX』に「六浦良夫」役で出演し、膵臓に複数の腫瘍があり病状が深刻な設定だったのです。
年齢的にも病人の役柄に適任なのでしょう。このように、病人の役を演じたことで、視聴者から平泉成が亡くなったとデマが広まってしまったのです。
さらに遡ること2013年のことです。Yahoo!知恵袋において「俳優の、平泉成さんは死去されたのですか?」という質問が出ています。もちろんご存命なのですが、質問したきっかけはネットの検索キーワードに「平泉成・死去」とあったからだそうです。
いまから8年ほど前から死亡説がでていたのには驚きです。
現在も脇役を邁進
平泉成は現在も役者として活躍しています。
最近では、2021年2月14日から放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』に「渋沢宗助」役として出演します。
脇役のイメージが強いと思われる方も少なくないのではないでしょうか。それもそのはず、平泉成の方針なのです。
それはどういうことかと言うと。1964年19歳のときに「大映京都第4期ニューフェイス」に選ばれ芸能界入りします。しかし、大きな役に抜擢されることはなく脇役ばかりだったのです。
1971年に大映が倒産し、フリーで活動を始めます。テレビドラマの刑事ものでも悪役を中心に演じました。同世代の役者達が次々と役者を止めていくのを目の当たりにし次のことを「デイリースポーツ」のインタビューで語ります。
「主役が松坂牛であれば、オレはそれにはなれない。ステーキの脇にあるダイコン(大根)やにんじん(人参)・・・根菜になってやろう。競争の少ないそっちを目指そう。」「脇役に徹して生きよう」
このように脇役で生きていくことの覚悟を決めたのでした。自分の得意なところで生きていくというのは見習うべきことかもしれませんね。
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