漫画家でタレントの楳図かずおさんの家についてまとめています。
楳図かずおさんの家は吉祥寺と八王子の2つあり、別荘が八ヶ岳にあります。
吉祥寺の家は通称「まことちゃんハウス」と言いその外壁が特徴的で近隣住民から訴訟を起こされました。楳図かずおさんは勝訴したが引っ越しされたそうです。現在は「ホラーハウス」と呼ばれてしまっています。
それぞれの家の特徴を詳しく見ていきましょう。
吉祥寺の家「まことちゃんハウス」、住友林業が建設
2007年、東京都の吉祥寺に赤と白のボーダーが特徴の家が建てられました。
通称『まことちゃんハウス』と呼ばれます。
住所は、「〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目23−16」です。
Googleマップで航空写真を見てみましょう。赤い煙突が特徴的で目立ちますね。
屋上の塔は漫画のキャラクター「まっちょめマン」のイメージだそうです。
これが「まっちょめマン」です。
玄関付近を見てみると、手前の空いている場所が駐車場でしょうか、左に階段があります。緑で覆われていますね。
それから3階でしょうか、その外から楳図かずおさんの作品『まことちゃん』のマスコットが両手で「グワシッ!!」とやっているのが見えます。
マスコットは庭にある専用の家の中にもいます。「まことちゃん地蔵」とも呼ばれています。
このような派手な外観ですから、作品のファンや楳図かずおさんのファンにとってはたまらないのではないでしょうか。
内装も赤と白ですが、階段に青も使われていますね。
ちなみに、まことちゃんハウスの建設は2007年に住友林業が行いました。
吉祥寺の家が訴訟される、勝訴したが別のマンションに引っ越し現在は「ホラーハウス」と呼ばれる
楳図かずおさんの吉祥寺にあるまことちゃんハウスが近隣住民によって訴訟を起こされました。
近隣住民のうち2名が訴えた内容は次のとおりです。
まことちゃんハウスの赤と白のボーダーの外壁や屋上の塔について、
- 「閑静な住宅街の景観を破壊する」
- 「気色悪い」
- 「乱痴気な建物」
- 「色の暴力、形の暴力、環境の破壊、生活の破壊、心の破壊」
と不快感を示し、建設中の2007年に工事の中止を訴えました。
しかし、楳図かずおさんは「嫌だ」と応じなかったので話がこじれたのです。
「乱痴気」とはこれまたすごい言いようですが…。※らんちき【乱痴気】とは、気を取り乱して理性を失うこと。
楳図かずおさんのこだわりがうかがえる素敵な家だと思うのですが、景観を損なうと言われればそうなのかもしれませんね。
気に入らない方や、そこの景観を気に入って住まわれていた方からすれば大問題なのでしょうかね。
楳図かずおさんが近隣住民の話し合いに応じていたとしても、どうなっていたのか分かりませんよね。
楳図かずおさんが家の色を変えるでもない限り話し合いをしても解決はしないのではないでしょうか。
そして、近隣住民からの要求は次のとおりです。
- 景観を悪化させている赤と白のストライプの外壁を撤去すること
- 撤去するまでの期間、毎月10万円を原告に支払い続けること
- 「物見塔」の窓から外が見えないように目隠しをすること
2番目の要求に関しては、裁判中に付け足されたものだそうで、結局近隣住民が金を目当てに訴訟を起こしたのではないか、とネットを騒がせました。確かにどうして毎月10万のお金が必要なのか謎ではありますよね。
それから、裁判の結果、楳図かずおさんの完全勝利となりました。原告側の主張を全面的に退ける判決でした。
裁判所は「景観利益を損なうものではない」と判断しました。
楳図かずおさん!良かったですね!
楳図かずおさんは裁判に勝利して、
「本当に春をちょっと皆さまより先に感じさせていただくことになりました」
と喜びのコメントをされました。
今後の近所付き合いに少し不安は残りますが、「時間が解決してくれると思う」と楳図かずおさんは語っています。
個人的に赤と白のネクタイが楳図かずおさんらしくて可愛いと思います。
裁判に勝った楳図かずおさんですが、まことちゃんハウスから姿を消したそうです。
どうやら、近くのマンションに住んでいるようなのです。
あるリポーターが楳図かずおさんに直接インタビューすると、
「いや、アレは済んだことですから。今も住んでますよ。住み方が変わって。住み方がいろいろあるんで。じゃあ、ごめんなさい」
とはっきりとしない回答だったのです。
やはり、近隣トラブルという事で住みづらくなってしまったのでしょうか。
作品への愛がこもった家であるだけに寂しい感じもしますね。
近隣住民の目撃情報によると、何日かに1回まことちゃんハウスに楳図かずおさんは戻っているそうです。
やはり勝訴したとはいっても、トラブルがあった場所には住みづらいのでしょうかね。
実際に足を運んだ人の意見に「まことちゃんハウス訪問。木がうっそうと生い茂ってるw」とも。確かに、写真をみると木が生い茂っていますね。メンテナンスしていない雰囲気があります。
現在、楳図かずおさんは「まことちゃんハウス」に出入りしていないため、やはり汚れきってしまっているのだとか。
まことちゃんハウスが「ホラーハウス」とも呼ばれているそうです。
趣味嗜好を凝らして建てた家なのですがもったいないですよね。
楳図かずおさんがまた「まことちゃんハウス」に住める日が来る事を願っています。
八王子の家、外壁は黄色で内装は赤と緑
楳図かずおさんは東京・八王子にも家を持っています。
それがこちらです。
外観は黄色と白も入っていますね。
内装は赤と緑です。雰囲気としてクリスマスっぽい感じもしますね。撮影時期がちょうどクリスマスの時期だったのかもしれないですね。
しかし、着ている洋服は赤と白のボーダーです。
それにしても色にこだわりがありますね。
八ヶ岳の別荘、赤と白のボーダー
楳図かずおさんは長野県は八ヶ岳に別荘も持っています。
外壁は、まことちゃんハウスと同じで赤と白のボーダーです。
家を2つと別荘1つとそれだけの経済力もあるのでしょう。漫画の世界だけでなく、家という建造物でも楽しませてくれる楳図かずおさん。
赤と白のボーダーが好きな理由
それにしてもなぜ楳図かずおさんは赤と白のボーダーにこだわるのでしょうか。
洋服や家の外壁や内装も赤と白ですからね。
それは次のようにこだわりがあるからだそうです。
情報テレビ番組『情報ライブ ミヤネ屋』で、楳図かずおさんは次のように述べています。
- 「赤と白は力強く、いつも元気をもらえる」
- 「ボーダーはエネルギー」
- 「ボーダーを見ていると気分が楽しくなって、『さあ、がんばろう!』って僕はそう思う」
確かに赤は燃えるような印象があるのでエネルギーとなる色ですね。
楳図かずおさんは「手塚治虫のようになりたい」と思っているそうです。
高校生の時に読んだ手塚治虫の『新宝島』に登場する海賊が赤と白のボーダーの洋服を着てたことから、こだわりを持ち始めたそうです。
おそらく上記画像の真ん中の冊子の、右下の赤と白のボーダーの洋服を着たキャラクターのことでしょうね。
手塚治虫さんに憧れるのは漫画家さんにはよくあるように思いますね。楳図かずおさんもそうだったのです。
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