今回は、芸人のあばれる君のネタについて見ていきたいと思います。
ネタの一覧と、いくつか特徴があるのでその点も紹介していきます。
あばれる君のネタ一覧
あばれる君のネタにどんな物があるのか話題になっています。ざっと一覧を出してみました。
ひとり芝居が目立ちますが、よくみているとBGMがかかっているものが多いです。それとBGMがかかっていないものもあるので、その2つに分けています。
- 熱血ひとり芝居
- 店長こだわりのグラタン
- 妻へのプレゼント
- 大学入試(大学入試にて特技を披露するネタ)
- 最後の試合(高校野球チームの監督を演じたネタ)
- ウェディングケーキ(ケーキ屋さんのネタ)
- そば屋(そば屋の出前を題材としたネタ)
- 万引きGメン(ダメダメな万引きG面のネタ)
- スポンジ(スポンジを売り込むネタ)
- BGMがないネタ
- エアコンの修理
- テレビ番組「しゃべくり007」での即興ラップ
- 電話
以下に、あばれる君の代表的なネタをいくつか紹介します。セリフも含まれるのでネタバレ注意です。
「店長こだわりのグラタン」
まずは「店長こだわりのグラタン」というネタです。セリフは以下のとおりとなります。
-店長こだわりのグラタン-
はい、お客様、申し訳ございません。
グラタンは少々お時間がかかるものですから…申し訳ございません。店長!また同じお客様からクレームです。
店長こだわりのグラタンがまだ来ないって…こだわってるから仕方ないって…
正直に言って下さいよ!
忘れてましたって!
今から作りますって!えぇっ!?20分?
-BGMが流れはじめる-
お客様を引きとめた自分にも責任があります。
その20分、必ず貰ってきます。怖くないって言ったらウソになります。
40分待たされた客に20分くれって言うんですから。店長!泣いてる暇あるならマカロニさっさと茹がいたれ!
失礼します、お客様。
グラタンなんですがあと20分…いや、5分で出来ます!店長!もうグラタン出しましょう!
あの人、小さめですけどタトゥー入ってます!あんな速い貧乏ゆすり見たことない!
マカロニが半茹でならこう言えばいい!
それがウチのこだわりだって!
それでも文句言ってくるなら俺アイツに言ってやりますよ!
40分待ってるお前もお前だって!よし出来た!
凄い…火の通ってない店長こだわりのグラタン。
ウマの餌みたいだ。
あばれる君の演じるウェイターの真剣さがかなり引き込まれます。一生懸命やっていますね。
「妻へのプレゼント」
次に、「妻へのプレゼント」というネタです。どうぞ。
ゲストが一番気に入った1組を決定していく番組『ネタパレ』にあばれる君が出演しました。あばれる君が披露したネタは「妻へのプレゼント」でした。
動かないマネキンと一緒に登場するあばれる君。「動かないマネキンに服を着せるコツってあるんですか?」
独特な世界観があってその世界に集中してしまいますね。さすが芸人という感じがします。
「最後の試合」
そして、「最後の試合」というネタです。
ネタの概要は次のとおりです。
あと1球、あと1球ストライクを取れば念願のリーグ優勝。
そして監督の持つ記録、連続完封記録を30年ぶりに更新する。
胴上で恩返ししてみせますよ。
え・・・タイム
このタイミングでタイム?
どうしたんですか?監督、このタイミングでタイムなんて。
えっ ピッチャー交代?※野球のユニフォーム着てコントする
この「最後の試合」という高校野球のコントはレベルが高いと言われています。
ネタの練習は、公園の木や電柱などを使ってやるそうなんです。
ネタの内容が熱意がこもっています。ですので、練習もかなりの量をこなしているのではないでしょうかね。
どのネタもあばれる君の演じる人柄に引き込まれます。求心力が並外れていますね。
あばれる君のネタの特徴
あばれる君のネタを見ていくと特徴があります。いくつかその特徴を紹介します。
BGMに鬼塚ちひろの「月光」利用される
あばれる君のコントでは「熱血ひとり芝居」といういくつものネタを披露しています。
目立った特徴としては、BGMに鬼束ちひろの「月光」が使われます。
たまに、中島みゆきの「地上の星」が使われることもあります。
あばれる君がコントしている最中に流れる曲は、ネタの内容にかなりマッチしていますね。あばれる君のセンスの良さが伺えますね。
なぜ、BGMに鬼束ちひろの「月光」が使われるのか。これは、あばれる君と鬼束ちひろが何らかの関係があるわけではなく、あばれる君のネタの内容に一番マッチしているからだとされます。
BGM無しよりはあったほうが臨場感が湧いてネタがさらに際立ちますね。
鬼束ちひろの「月光」の歌詞の概略は次のとおりです。
「神の子供が、このドロドロした地上に堕とされてしまい、こんなところで、どうやって生きていけばいいの?」
なんとも切羽詰まった感じが出ていますよね。
そして、このBGMが流れるタイミングとしては、あばれる君のネタ中で次の場面です。あばれる君がコントで演じる人物が追い詰められた状況で、一体どうすればいいの!?というときにBGMが流れるのです。
この状況からどのようにコントが進行していくかが面白いのです。ずいぶんとネタとBGMがマッチしていますよね。
決め台詞「怖くないって言ったら嘘になります」
あばれる君のコントには決め台詞があります。それは!
「怖くないって言ったら嘘になります」
なんだか勇気がもらえますね。怖いとストレートには言えないけれどそれをなんとか言葉に出して言う勇気が伺えるからです。
このような情が入ったコントを真剣にやっているから、あばれる君のネタは面白いのです。癖になりそうですね。
常時ハイテンション
あばれる君のネタは、常時ハイテンションですよね。
「熱血ひとり芝居」では、コント中にあばれる君のテンションはどんどんあがっていきます。そしてBGMが流れるあたりでネタが盛り上がっていくという流れです。
あばれる君いわく、「力強い芸」であることや、「言葉一つ一つが重く、体の中にグッとくるようなネタが出来たら」と考えて演じているのだそうです。
これからもあばれる君の臨場感あふれる切羽詰まったネタを楽しんでいきたいものですね。
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