岡山県倉敷市児島を拠点とした釈尊会(しゃくそんかい)の現在は、会長・小野兼弘の死後、事実上の解散状態だそうです。
釈尊会の現状や、小野兼弘会長の遺産問題や生い立ちなどの詳細をまとめました。
釈尊会に杏の母親が洗脳されていた
夫・東出昌大の不倫報道で話題になっている女優の杏の母親・由美子が釈尊会に洗脳されていたのだと言います。
宗教の話は賛否両論あると思いますが、杏は次のように述べています。
「母は『女性霊能者』に心酔し“洗脳”されている」
「自分に対して“今度の仕事が決まったのは神様のおかげだよ”と言うこともあり、挙句、毎年、T社から多額のコンサル料を支払い、しかも増額することも検討していた」
「夫(渡辺謙)が白血病で闘病した際、釈尊会という宗教団体の小野兼弘さんという教祖に心酔。不明朗な金のやり取りをしていたのです」
引用元:デイリー新潮、2020年4月16日号掲載
そして、母親は杏に対して、20年間分の12億円のコンサル料を求め、まず3000万円を請求しています。
杏と母親との間で契約書でもあれば話は明確になると思いますが、どのようになるか見張りものですね。
釈尊会の現在は事実上の解散、本部は岡山にあった
釈尊会の会長は小野兼弘でした。
しかし、2007年4月18日、小野兼弘会長が急死し、現在、釈尊会は事実上の解散状態と言われています。
釈尊の意味は、釈迦(しゃか)を敬っていう呼び名です。
1982年、岡山県倉敷市児島で小野兼弘により釈尊会が立ち上げられました。
東京都にも事務所があったと言われます。
小野兼弘は結婚しており、妻は女優の若村真由美でした。
若村真由美は、釈尊会を継ぐことはしませんでした。
それは次のような話があったからです。
当時、釈尊会は大きな宗教団体であり教祖である小野兼弘は、億単位の財産があると報道されていました。
しかし、実際は、多額の借金と両親の写真しか残っていなかったそうです。
そして、釈尊会は誰からも継がれること無く事実上の解散となりました。
釈尊会に通っていた人は残念な気持ちでいっぱいだったでしょう。
若村真由美は、遺産相続を放棄し、小野兼弘の多額の借金から逃れました。
若村真由美は、小野兼弘の死去についてマスコミ各社に「あまりにも突然のことで、この事実を受け入れることがまだできません」とFAXで送っています。
若村真由美は、小野兼弘と2004年から2007年の3年間の結婚生活でした。
2004年の結婚会見で若村真由美は、小野兼弘について、
「お釈迦様の前でプロポーズされた」
「少年のような心を持っていらっしゃる」
と、述べていました。
夫・小野兼弘の死去と多額の借金を突然、突きつけられたのですから、事実を受け入れられないのは無理もないですね。
現在、岩村麻由美は再婚しておらず、未亡人だそうです。
釈尊会の会長・小野兼弘の生い立ちや死因
釈尊会の会長であった小野兼弘について掘り下げてみます。
なぜ急死してしまったのでしょうか。
また、なぜ資産数億円と言われていたにもかかわらず多額の借金があったのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
小野兼弘の父親は、日蓮宗系の仏教団体を主宰していました。
その影響で、小野兼弘は小さい頃から法華経を修行していました。
立正高校在学中、池上本門寺に日参(毎日参詣すること)しました。
上述のとおり、2003年9月に女優の若村麻由美と結婚します。
それから、小野兼弘は俳優の渡辺謙ともつながりがありました。
信仰心が強かった由美子(渡辺謙の元妻)に、小野兼弘は4億5000万円を貸したことがあります。
そして、小野兼弘は、渡辺謙と由美子の離婚裁判に出向いたことが話題になりました。
渡辺謙は、元妻・由美子に対し、「(小野兼弘の妻)岩村麻由美と結婚したいので別れてほしい」と言ったと噂されています。
ですが、渡辺謙はそのような事実を否定しています。
小野兼弘は、頭がスキンヘッドで大柄で体重が180kgあったそうです。
酒と甘いものが好きで、食事が十分に足りない場合は、持参していた栗きんとんの缶詰を追加して食べていたそうです。
金遣いも荒かったと言われます。
料亭が好きで6000万円以上のツケがあったそうです。
またギャンブルにもどんどんお金をつぎ込んでいました。
身内から借金もしていたといいます。
釈尊会という大きな宗教団体の教祖なので遺産は数億単位になると言われていましたが、多額の借金が残ったというのも頷けますね。
6000万円も食べ物に使うなんてグルメだと思いますが、しかしツケはだめでしょツケは。
スポーツ報知によると、2007年2月頃から小野兼弘は体調を崩していたそうです。
同年4月18日午後2時頃に容態が急変し、午後5時頃に死去されます。
死因は急性肝不全で54歳の若さでした。
小野兼弘は、釈尊会を立ち上げて何をしたかったのか、金のためだったのか、謎に包まれた人生でしたね。
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