女優の高島礼子さんは俳優の高知東生さんとの関係を見ていきます。
ドラマの共演で知り合い約2年の交際を経て、1999年に2人はハワイで挙式しました。格差婚とも言われましたが一方で「おしどり夫婦」とも言われるほど仲の良さがみられました。
しかし、2016年、高知さんが薬物所持の疑いで逮捕されてしまうと同時に愛人と不倫していたことが報じられ、同年、離婚を発表。
2人の間に子供はいないと言われます。
現在、高知さんは依存症問題に関わる仕事や俳優業などで活躍されています。
それでは詳しく見ていきましょう。
高知東生のプロフィール
高島さんの元旦那は俳優の高知東生さんです。
プロフィールを紹介します。
1964年12月22日に生まれ、高知県高知市出身。
身長が182cm、血液型がB型。
物心ついた頃から両親がおらず、祖母と叔父夫婦に育てられました。家庭の和に入れてもらえず辛い時期を過ごしました。
小学4年のとき、祖母から、野球のグローブやスパイクなど気前よく買ってもらっていた女性が母親だと紹介され、母親と一緒に2人で暮らすことになりました。
たまに「お父さんよ」と紹介された男性もいましたが暴力団関係者でした。母親はその愛人で、デーバーに行くときすらスーツを着た若い衆たちが何人も車に乗ってきたそうです。
高知さんは「うちは普通じゃない」と薄々勘づいていました。複雑な家庭環境で憎悪感が増していき、家庭から逃げ出したく全寮制の明徳義塾中学校・高等学校に進学しました。
ある日、母親が寮に押しかけ、進路先について「任侠の世界だけは絶対にダメ」と言われ、普通に就職することを告げると、安堵した母親は直後に車でトンネルの入口に突っ込み自殺したといいます。
その後、実の父親も暴力団関係者で、母親はその人の愛人とわかりました。叱るために実の父親に会いに行きましたが、自分と同じ年齢くらいの息子と幸せそうに過ごす光景を見てしまい、何もいう気を無くし引き返したといいます。高知で暮らすことが薬くなり地元を離れる決心をしました。
1993年、「高知東急」（たかちのぼる）名義で芸能活動を開始しました。
1991年から1996年まで、元セクシー女優のあいだももさんと結婚していました。子供はいませんでした。ちなみに、あいだももさんは結婚を機にに引退しましたが、離婚するとともに復帰、1997年以降に再婚し再び引退しました。
馴れ初めはドラマの共演から
高島さんは高知さんと1997年放送のテレビドラマ『せいぎのみかた』の共演をきっかけに交際に発展しました。
「お酒好き」の共通点から意気投合したとも。その他、高島さんも若くして母親を亡くしたという共通点もあります。
婚約と挙式
約2年間の交際を経て、1998年10月に婚約を発表しました。当時、高島さんが34歳、高知さんが33歳。
そして翌年の1999年2月にハワイで挙式しました。
ネット上では、真っ白のウェディングドレスを着た高島さんと、真っ白のタキシードを着た高知さんの写真が出回っています。その写真では、高島さんが右手にタバコを1本持っているのです。火がついているか定かではないのですが、もしかしたらポーズを取っているだけとも考えられます。これ以降、タバコと写る高島さんは見られません。
おしどり夫婦
2人はおしどり夫婦と呼ばれるほど一緒にいることが目立ちました。
2001年4月、夫婦で懇親会『絆パーティー』を大阪市内で開催し、ファンと交流しました。
2005年放送のテレビドラマ『熟年離婚』で再共演。
2006年と2007年の正月休みに、ハワイへ2年連続で旅行しました。
力士の朝青龍さんなどの著名人の結婚式に、夫婦揃って出席する機会も多くありました。
このように、報道陣の前では、ことあるごとに家庭円満ぶりをアピールし「おしどり夫婦」と呼ばれることもありました。
1999年7月と2003年4月に、自宅が空き巣の被害に遭うというトラブルに見舞われることも。
父親の介護とエステサロンのオープン
高知さんは2015年5月に横浜市内にエステサロンをオープンしました。さらに、同7月、2003年頃から長くパーキンソン病を患う高島さんの父親の介護のため引退したと報じられました。
この介護は結婚して早い時期からやっていたので、高知さんにとっては当たり前のことであり、夫婦の日常の一部でした。後に、高知さんが芸能界を辞めた理由は、高島さんの父親の介護のためではなく高知さんが介護でやっていることは少なく、芸能人が片手間に商売をやるのは相手に対して失礼と考えたからとしています。
ちなみに、高島さんの父親は、英語を教える大学教授でとても厳格な人でした。高島さんが芸能界入りを悩んでいるときには「自信を持って自分で判断しなさい」と背中を押してくれ、この言葉に高島さんは勇気づけられ芸能界に飛び込むことを決めたそうです。
夫婦格差から「ヒモ男」呼ばわり
高島さんが妻というだけで、大した俳優とみられない高知さんは、そこそこ仕事はありました。
都内の一等地にある豪邸に住み、エステサロンを手掛ける際も高島さんが資金を援助し、高知さんは何1つ不自由のない生活を送っていると思われました。
夫婦の格差があり、高知さんは世間から「ヒモ夫」のような扱い方をされるのが悔しく、それがストレスになっていました。
薬物所持の疑いで逮捕と不倫
2016年6月24日、高知さんは覚醒剤と大麻所持の容疑で横浜市内のラブホテルで逮捕されました。同時にクラブホステスの五十川敦子（いそかわあつこ）さんとの不倫も発覚。
高知さんは逮捕時に麻薬取締官に対し、これで薬物を止められると思い「本当に来てくれてありがとうございます」と伝えと言われます。
同30日、高島さんは京都市内で会見を開きました。そして今回の事件を謝罪し、同日に自身も事情聴取と尿検査を受けたことを明らかにしました。
高島さんは「冗談かと思うくらい実感がなかった。本当に、ホンットに（覚せい剤の使用は）分かりませんでした」と驚き、逮捕と不倫について「悲しいとしか言いようがない」と呆れ果てた様子を見せました。
愛人の五十川さんの名前は高知さんが理事長を務める社団法人『日本トータルビューティー協会』の会員としても掲載され、10年くらい前に高島さんは面識があったらしいとおぼろげながら言いました。しかし、エステサロンで男も女も関係なしに高知さんが口うるさくて嫌われるタイプだったので、高知さんに愛人がいるとは想像もしていなかったとも。
夫婦関係について高島さんは「そんなに大きなけんかもなかった」と良好だった認識を示し、「今は妻としての責任もあります。ちゃんと更生して、人生をやっていくのを見極めたいとも思うんですが」と高知さんを見守りたい気持ちを明かしました。一方で、「自分を守って下さる方のために、そういう決断（離婚）をしなければいけないことも考えていかないと」と苦しい心境を明かしました。
事件について、介護している父親には内緒にしているとしました。ヘルパーさんにそうお願いしているとも。
高知さんは留置所で弁護士から、高島さんの会見の様子が涙ものだと聞かされました。高島さんの傷を増やさないために、留置所の中から弁護士を通して離婚届を渡しました。
同年7月29日に高知さんは警視庁東京湾岸署から釈放されました。
離婚とその理由は
そして同年8月1日、高島さんは高知さんとの離婚を所属事務所を通じて発表しました。「この選択をご理解いただき、今後とも温かく見守ってくださいますようお願い申し上げます」と呼びかけました。
高知さんから離婚届を受け取ってから提出するまで1ヶ月強の間がありました。このことから高島さんは本当に離婚して良いものか熟考したものと考えられます。
離婚の理由について明かされていませんが、上でも見たように、女優という仕事柄、周囲にこれ以上迷惑をかけたくなかったから、と考えられます。
有罪判決で被害額は数億円
同9月15日、高知さんは懲役2年執行猶予4年（求刑懲役2年）の判決を受けました。
事件後に、高島さんが主演した連続ドラマは放送中止にはなりませんでしたが、予定されていたシリーズ化は白紙になりました。またCMも事実上降板となり、被害額は数億円に上がるはずと言われました。
2017年12月、高知さんが経営していたエステ店の閉店が報じられました。
復縁の可能性は
高島さんは高知さんとの関係を「男女を越えた“同志”のような縁だ」と周囲に語っていたとされ、2人の絆は強いと言われました。
2018年頃、高知さんは生きる希望が見つからずにいました。一部のメディアの報道も高知さんを追い込んでいきました。「別れた妻と復縁する」「彼女から1億円もらった」などまったく事実と異なることを報じられたといいます。高島さんとは離婚後いっさい連絡をとってないのにも関わらず、このような報道で、また高嶋さんを巻き込み傷つけてしまうことが苦しかったとも。
その他、様々な憶測が言われました。それは、高知さんの保釈金や弁護士余費用を負担したのは高島さんで、さらに、再びエステ店をオープンさせた高知さんを高島さんが支援するなど、2人が密に連絡を取り合い、高級ホテルで密会している姿が目撃されたことや、高知さんが新しい飲み仲間に「今度、礼子を連れてくる」と語ったなど、掲載されましたが真相は不明です。
ウェブサイト『NEWSポストセブン』（2020年4月11日投稿）で、インタビューを受けた高知さんは、逮捕されたから現在まで、高島さんとは一度も会ってないと再度、言いました。
このため復縁の可能性は低いと考えられます。
社会復帰へ
2019年2月、高知さんは、依存症の当事者が体験を語り合い回復支援を行う自助グループに出会い、現在も自身の回復のために出席し続けています。同年9月「ASK依存症予防教育アドバイザー」の資格を取得し、現在は依存症の啓発や予防教育のイベントなどで講演活動をしています。
2019年5月、YouTubeチャンネル『ギャンブル依存症問題を考える会』（現：たかりこチャンネル）のMCとしても活動を始めました。
2020年3月1日に厚生労働省主催のイベント「依存症の理解を深めるための普及啓発イベント」に元プロ野球選手の清原和博さんらと共に登壇した際、ウェブ配信ドラマの撮影に参加したことを明かし、同5月11日、Twitter配信ドラマ『ミセス・ロスト〜インタベンショニスト・アヤメ』での俳優業復帰が発表されました。
2020年9月、高知さんは執行猶予期間が終了しました。
同月、高知さんは自身の半生を綴った本『生き直す 私は一人ではない』を出版しました。薬物依存だったことや、任侠の男の愛人の子として生まれたこと、歩んできた人生などについて正直に記されています。
2020年5月、ラジオ番組『銀座ロイヤルサロン』にゲスト出演した高島さんは、独身生活を続ける心境を語りました。「（結婚時は）家と仕事の往復で、交友関係があまりなかった」「1人になって寂しいものですから、友達関係を増やしていて。すると、いろんな情報と、そこになにか友情が芽生えて。今すごく楽しいです」と明るさを取り戻しているようです。
子供はいなく「外で子供つくってもいいよ」
高島さんと高知さんの間に子供はいません。
雑誌『女性自身』（2014年5月27日号）で、高島さんは次のように語りました。「子供は、2人ともほしくて葉酸とか飲んだ時代もありましたし、子づくりのために仕事をセーブしたこともありました。でも、結局授からなくて、夫のほうから『子供は（いなくても）いいんとちゃう？』となりました。それでも私の気持ちのなかには、子供に恵まれなかったことが“しこり”としてずっとあって……」
そして、高島さんは高知さんに次の提案をしたと、高島さんの知人が明かしました。「あるとき、高島さんが高知さんに『あなたも男だったら子供がほしいでしょ。だから60歳になったら、もう外で子供つくってもいいよ』と言ったそうなんです。あくまで冗談めかした口ぶりだったそうですが、子供ができなかったことを悩み続けた彼女がそんな言葉を漏らすなんてよほどの覚悟だったと思います。負い目を感じる必要はないのですが『夫に申し訳ない』という思いもあったのではないでしょうか」
高島さんの優しさといいましょうか、相手のことを思いやる心が伝わってきます。
2021年8月11日放送のバラエティ番組『水バラ』の「夏の箱根で激突！ BINGO対決旅」に高島さんが出演しました。スポーツウェア姿を披露し、バスの時刻表を見るときに老眼鏡をかけ、その丸いレンズのメガネが「可愛らしい」と話題に。映画やドラマでは見られない高島さんが見られました。今後も活躍に期待したいです。
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